2012年10月22日月曜日

「3・11 ふるさと気仙沼からイラクの友を想う」 -ご報告



すっかり報告が遅くなりました。

メンバーの桃生です。


103日(水)に2回 みちのくらし「311 ふるさと気仙沼からイラクの友を想う」 を開催しました。

参加者は7名。

会場は仙台の火星の庭。

今回のゲストは気仙沼出身でイラク支援・文化交流NGOPEACE ON(ピースオン)」を主宰する相沢恭行さん。

PEACE ON


とても勉強になるお話をたくさんしていただき、内容をすべてブログで紹介したいぐらいですがきりがないので簡単にご報告させてください。(ごめんなさい。)

前回より参加者が少ない分ゲストとじっくりお話することができました。

まずは自己紹介からはじまった相沢さんのお話。



911のアメリカ同時多発テロ(2001年)をきっかけにアフガニスタン紛争、イラク戦争などが発生し、相沢さんはアラブに関心を向けるようになったそうです。

そこでアラブ世界やイラクのことを何も語れない自分に気づき、実際に現場へ足を運びます。TVなどを通して見たり聞いたりしている現地の状況はイメージにすぎない。相沢さんは、現場へ足を運ぶことの大切さをお話ししていました。

戦争のさなか「人間の盾」(※)などの活動を通して相沢さんが見た光景は、必至に日常を続けるようとする市民の姿でした。



大きなメディアでは報道しないような目を覆いたくなる悲惨な出来事を写真を交えて紹介していただきながらも、一方で、どこにでもあるような人間の生活がそこにあることを力強くお話されていました。

「戦争をしていないからといって平和とは言えない。平和はつくっていくもの」
という相沢さんの体験を通して発せられた言葉は、とても印象的でした。



他にもイラクのアート作品の話や農業国だったイラクを石油がダメにしたというお話、気仙沼とイラクをつなぐ活動など「へー」「なるほど」と思うことをたくさんお話していただきました。

相沢さんが最後にお話していたこと。「自分の弱さを認める」ということ。
「役に立ちたいときに役にたてないと感じた時、その先には絶望しかない。役に立てなくても良い、大事なのはそこにいてつながっているということ。」
相沢さんの言葉を聞いて少し体が軽くなりました。



相沢さん、長い時間ありがとうございました。
また仙台でお待ちしております。

参加者のみなさんもありがとうございました。

◎おまけ

今回のみちのくらしではスタッフによるアラブ料理を参加者とゲストを交えて楽しくたべました。今までにあまり経験したことがない味のものもあったり、アラブの人たちの味の好みもわかりました。


ヨーグルトをのせて食べました。おいしかったー。


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